車業界の違和感

日本の自動車業界の量産設計部は工場と言っていい。設計工場なのだ。大量生産のモノづくりのやり方をそのままアルゴリズム開発に持ってきて悉く失敗する。専門性、向き不向き構わず、人が足りなければ単なる労働力として人を持ってきて、一箇所に固めてたくさん喋ってベラベラワーワーやらせれば、高度なアルゴリズム開発ができる、何でも乗り越えられる、と桁外れに勘違い。大量生産のモノづくりは今までそれでうまくできたかもしれないが、アルゴリズム開発にそれは通用しないのだ。

アプローチ方法はふとした瞬間に思いつくもの

アプローチ方法は集中してものすごく考え続ければ出てくる、というものではない。
休憩して何気なく自由に考えている時、よく言われる「シャワーを浴びている時」
などに、ふと違うアプローチを思いついたりすることが多い。

ただし、いろいろなアプローチを知っていて色々検討している日々の中で休憩した
時に、何気なくふと思いつくものであって、何の専門性もない何もしていない人が
ただ休憩したところで何も出ては来ない。全くわけが違う。

一方で、ふと思いついた新しいアプローチを具体的にどのように計算して
どのように実現するのか、といったことを考え詰めるには、
休憩して何気なく自由に考えている時には全く不向きで、
静かなところでものすごく集中して注意深く論理的に考え続けなければならない。

なので、何気なく休憩して、ふとアプローチを思いついて、ものすごく集中して考え続けて、
そのアプローチを実現する、といた活動の繰り返しになるのではないかと思います。