車業界の違和感

日本の自動車業界の量産設計部は工場と言っていい。設計工場なのだ。大量生産のモノづくりのやり方をそのままアルゴリズム開発に持ってきて悉く失敗する。専門性、向き不向き構わず、人が足りなければ単なる労働力として人を持ってきて、一箇所に固めてたくさん喋ってベラベラワーワーやらせれば、高度なアルゴリズム開発ができる、何でも乗り越えられる、と桁外れに勘違い。大量生産のモノづくりは今までそれでうまくできたかもしれないが、アルゴリズム開発にそれは通用しないのだ。

2021-09-03から1日間の記事一覧

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自動車業界は、参入障壁が高い。安定して大量に供給できる生産能力、膨大な人月を掛けてチェックして品質を担保できる追跡管理能力が必要で、そのためには大きな初期投資と膨大な従業員数と長年の実績作りが必要。安易な参入は不可能です。そのため、他の産…

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仮に優秀な人材を集めても、工場のやり方しか知らない量産設計社員とマネージャが、計画もフォローも評価も、報告も説明も昼礼までも、全部工場のやり方で進めるので、研究・開発以上が出来る優秀な社員は、有り得ない状況下にうんざりして離職していくので…

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自動車業界、特に下請会社は、開発・設計と銘打っていても、中身は完全に工場です。 1日単位で予定を立てて日報を報告するExcelシート。 毎日進捗フォローする打合せ。 毎日、発言させる、毎日、説明させよう、という工場の気概。自分は安全な地位にいて、ネ…