車業界の違和感

日本の自動車業界の量産設計部は工場と言っていい。設計工場なのだ。大量生産のモノづくりのやり方をそのままアルゴリズム開発に持ってきて悉く失敗する。専門性、向き不向き構わず、人が足りなければ単なる労働力として人を持ってきて、一箇所に固めてたくさん喋ってベラベラワーワーやらせれば、高度なアルゴリズム開発ができる、何でも乗り越えられる、と桁外れに勘違い。大量生産のモノづくりは今までそれでうまくできたかもしれないが、アルゴリズム開発にそれは通用しないのだ。

人材の種類は変えられない

製品化庶務を行う量産設計部では開発してはいけないのだ。
開発は別部署を作って、別の所、別の人材、別のマネジメント方法で行わねばならない。

新規性のある検討などやりたくない、庶務を望む人たちが沢山いる。
量産設計部署の人は製品化のための庶務に集中してもらえばそれでいい。

通年「一人一人のレベルアップ」的なことを、ことあるごとに経営者が言う。
「一人一人が変わろう」でも、量産設計部の人材を開発には変えられない。